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アルバイトから社員登用を経て店長へ 頑張り次第でステップアップが叶う

2022/10/31

Profile

島文殊

ボルダリング経験10年。多くの大会で上位経験あり。最高グレード4段。複数のボルダリングジムでのスタッフ経験があり、指導経験も非常に豊富。

アルバイトとして大器株式会社に入社した島文殊さん。入社時から「社員になりたい」とイベントを企画するなど、主体的に仕事に関わりました。社員になった後も、副店長、店長代理を経て、店長に就任。真面目に働く姿を評価してくれる職場環境に感謝しつつ、お客様からもスタッフからも愛される店づくりに邁進しています。

オープンしたばかりの店舗で
イベント企画に努める

――島さんが大器株式会社で働き始めたきっかけを教えてください。
二十歳の時にクライミングに出会い、最初は苦戦しましたが、ルートを完登するたびに達成感を得られる楽しさからはまりました。そこで、別のクライミングジムでアルバイトとして働き始めました。ただ、そのクライミングジムでは社員になれるチャンスがなくて……。いつかは社員になりたいという思いから求人情報を見ていたところ、当社のアルバイト募集の案内を見つけました。
当時、当社はまだクライミングジムを1店舗出店したばかり。ちょうど2店舗目のアルバイトを募集していました。業界に新規参入した会社なので、いろいろと挑戦できそうだと思い、応募しました。

――入社した当時は、どんなお仕事をしていましたか?
受付や清掃、接客、ルートセットが中心でした。この点は、以前勤めていたクライミングジムでの仕事と、そんなに変わりません。違っていたのは、さまざまなイベントの企画を提案できた点です。当社のクライミングジムの場合、まだオープンしたばかりだったので、より自分の意見が言いやすい雰囲気でしたね。
私が手掛けたイベントの一つが、七夕やハロウィンなどのイベントに合わせた期間限定のコースです。また、マンスリーコンペも行いました。これは難易度に合わせてコースを用意し、1カ月で何本登れるかをお客様に競ってもらうものです。

――通常業務とは別にイベントを企画するのは、大変ではありませんでしたか?
好きなことを仕事にできたので、そんなに苦ではなかったです。また、現在のようにキッズスクールも開催していなかったので、時間の面でも余裕がありました。ただ、コースを考えるのは時間がかかるので、何本も考えなければならない時期は、体力面や精神面でつらい時もありましたね。

教えることを厭わない
店長の姿から学んだこと

――島さんは社員を希望していたわけですが、社員になったのはいつ頃ですか?
アルバイトとして入社して3年目です。入社の面接の時から社員になりたいと伝え、当時の店長にもそう話してきました。ある時、「社員にならないか」と声をかけてもらい、副店長として働くこととなりました。

――ご自身では、社員登用にあたってどんな点が評価されたと思いますか?
社員を目指して、常に「お店をより良くしよう」と思いながら働いていました。私が考える「良いお店」とは、お客様からもスタッフからも愛されるお店であり、居心地の良いお店。
たとえば、クライミングジムは登る時にチョークを使うので、チョークの粉でウォールだけではなく受付や物販のスペースも汚れてしまいがちです。そこで、まめに掃除するように心がけました。

――副店長として、それまでとは異なる立場になりました。どんな副店長を目指したのか、教えてください。
とにかく店長を助けられる副店長になりたいと思いました。私は二十歳からクライミングを始めたので、クライミングのスキルは他の人に比べるとあまりありません。しかし、店長がマネジメントについて考える余裕が持てるように、店長の手と足になろうと決めたのです。
その一つとして週替わりのコースは、私がつくるようにしました。定期的にルートセットも行うのですが、それも担当しました。その頃は、ほかの店舗にルートセットができる人がいなかったので、他店舗のルートセットも引き受けていましたね。

――仕事をするなかで店長から学ぶ点はありましたか?
私は、仕事は職人技のようなもので、「見て学ぶもの」だと思っていました。私自身コースを考える際は、他のクライミングジムのSNSをチェックしたり大会の動画を見たりして、流行りを取り入れられるように自分で情報を集めていました。
しかし、店長はそんな私にどんどん教えてくれました。おかげで、私も新しい知識を得られました。さらに、そうした店長の姿は私に、下の子たちにもっと教えようと思わせてくれました。

店長代理として赴任した釧路店
大きく成長するきっかけに

――これまでのお仕事を振り返って、苦労した思い出を教えてください。
副店長になって半年後に、釧路店に店長代理として赴任した時のことです。釧路店の店長が育休を取るため、店長代理になりました。
友達も知り合いもまったくいない土地で、釧路店のアルバイトとも初めて会う状態だったので孤独感がありましたね。副店長の時は店長が判断してくれていましたが、店長代理として現場の細かい判断も私がしなければなりません。それまでとは自分の責任がまったく違いました。

――それは大変でしたね。
不安だらけでしたが、自分の頑張っている姿を見て、アルバイトのみんなが信頼してついてきてくれるようになり、うれしかったですね。今、振り返ると、自分にとって成長する機会になったと思います。

――釧路店時代に、特に力を入れたお仕事は何ですか?
釧路店は、釧路市内で初めてオープンしたクライミングジムです。市内には、クライミング経験者はほとんどいませんでした。集客するためには、未経験者に興味を持ってもらい、お店に来てもらうための施策が必要でした。まずは釧路店の周知をしなければならないと思い、広告出稿を検討したり、近所のお店を訪問してチラシを置かせてもらったりしました。
一度来店してくれたお客様がクライミングを続けるには、初心者でも楽しめるイベントが大事だと思い、企画もしました。
ただ、私は前店長の仕事を引き継いだ立場だったので、イチから始めた店長はもっと大変だったのだろうと思いましたね。

良いお店づくりに向けて
施策を考える日々

――関東に戻ってからのお話も聞かせてください。
副店長として勤務していたお店の店長になりました。仕事内容もやりがいも、とてつもなく変わりましたね。責任も増しましたし。
特に売上を気にするようになりました。正直なところ、細かい数字を見るのが苦手で……。それでも、段々と慣れてきました。暗算が苦手なので、今も電卓は手放せませんが。
他店の店長とは毎週会議を行っているので、アドバイスをもらったりレポートを見せてもらったりして、情報共有をしながら進めています。

――仕事の大変さがかなり変わりましたね。
大変さや自分の立場は変わりましたが、「良いお店にしたい」という思いは変わりません。副店長の時はぼんやりと「良いお店にしたい」と思っていましたが、店長になってからは、良いお店をつくるための細かい施策を考えるようになりました。
コース一本一本のクオリティーを上げたり、お客様の居心地を良くするために不要なものはすぐに片付けたり……。クライミングジムの仕事は、レシピがある飲食店とは違い、決まった仕事があるわけではありません。料金体系一つとっても、地域に合わせています。狙う客層やイベントの方向性などを頑張って考え、結果としてお客様が喜んでくれたらうれしいと思いながら働いています。

――接客面はいかがですか?
クライミングジムの場合、スタッフはクライミング経験者です。そのため、自分の経験からお客様に対して、良かれと思って「この登り方がおすすめですよ」と登り方を押しつけてしまうケースもあります。けれども、人によって体型や身体能力などが違うので、その人の登り方が必ずしも正解とは限りません。
お客様に合わせて登り方を教えられるのがよい接客だと思いますが、そのためには幅広い知識が必要です。押しつけがましい接客とならないように、スタッフ教育にも力を入れています。

――店長として大切にしていることは何ですか?
常に見られているという意識を持つようにしています。スタッフは上の立場の人を見て育ちますから。お客様の前はもちろん、スタッフの前でもしっかりした姿を見せるようにしています。
私の目標は、登るのも強く、優しくて、余裕もあり、仕事ができる店長になること。今はそんな店長を目指しています。

――今後の目標を教えてください。
現在、移転改装中の八王子店がリニューアルオープンしたら、私は2店舗の店長を兼任する予定です(※取材時、八王子店は移転のため、一時的に閉店)。八王子店は、お店の設備もこれまでのクライミングジムにはなかったような設備を取り入れる予定です。まだ2店舗の店長を兼任した経験がないので、どうなるかわかりませんが……。副店長とうまく連携しながら、良いお店にしていきたいですね。

――今振り返ってみて、大器株式会社に入社してよかったと思いますか?
よかったです。当社においてクライミングジム事業は新規事業なので手探りの部分もあり、自分たちでつくっていかなければならない難しさもあります。しかし、やった分だけちゃんと評価してくれて、アルバイトとして入社してもステップアップできる点は、非常に魅力的です。
加えて他社の場合、ステップアップするのに、クライミングの能力もある程度問われると思います。当社はクライミング歴の浅い人でも、頑張れば活躍できる会社だと言えるでしょう。

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